梅雨時のカビ対策

6月に入れば梅雨。気をつけたいのがカビですね。この時期に役立つ、手軽で簡単な防カビ対策をまとめてみました。爽やかな気分で、梅雨の季節を乗り切りましょう♪

▼カビが好む環境
● 湿度(水分)…カビは水分と仲良し。
湿度が75%を越えると元気になります。
● 温度 …高めの気温が好きで、20℃を超えると活発化します。
● 栄養分 …食べカスや衣類、木、プラスチックなど
家にあるほとんどのものがエサになります。
● 酸素 …カビも生物なので、酸素を必要とします。


▼カビが発生しやすい場所と原因
■ 水周り…原因=水蒸気・石鹸カス・栄養分のある汚れ
■ 窓ガラスのゴムパッキン…原因=結露
■ 窓際の木部…原因=結露・通風不足
■ エアコン内部…原因=結露・通風不足
■ 押入内…原因=ふとんの水分・通風不足
■ 家具の裏など…原因=通風不足
■ ジュータンやカーペット…原因=食べかす・フケ・湿気


▼簡単に出来る! 場所別カビ予防・かび対策

★浴室    
・ 入浴が終わったら「温水→冷水」シャワーの順で壁や床をよく洗い流し、バスタオルやゴムスクイジーなどで水分を除去。最後は、握りこぶし一つ分くらい浴室ドアを空けて、次の朝まで換気扇を回しておきます。
・ 湿ったバスマットなどを床に放置しないようにします。

床用ワイパーの先に雑巾を
固定すれば、天井も届きます!

★キッチン
・ 飛び散った水気は、面倒でもきちんと拭いておきます。蛇口廻り、排水溝周辺も拭き取りましょう。この後、消毒用アルコールで拭きあげるとカビ予防にも。
・ 水蒸気が発生する場所なので、調理中はもちろん、食器洗いのときも換気扇を回します。
・ 冷蔵庫内はエタノールで拭いて清潔にすると◎ 。


★窓・窓周辺
・ ゴムビート(パッキン)に積もるホコリや汚れを除去します。
・ 窓や壁の結露はすぐにふき取ります。扇風機をあてるのも効果的です。


★押入れクローゼット
・ 押し入れの襖は左・右とも常に少しだけ開けて風が流れるようにし、扇風機で溜まった空気を動かすようにします。
・ 朝、すぐに布団をしまわない。(一晩寝ると布団はコップ1杯分の汗を吸収してますので。)
・ 布団をしまう時はスノコの上に乗せましょう。


★エアコン
・ フィルター掃除後は消毒用エタノールをスプレーし、カビ対策を。
・ 運転開始時と停止前は、窓を開け、それぞれ30分程度送風モードにしてエアコン内の結露を防ぎましょう。


★家具インテリア他
・ 棚やソファなどの家具は壁から5cm程度離して設置します。
・ 水槽、観葉植物は風通しのよい場所に。

★洗濯機
・ 使用時以外は洗濯物を入れたままにしないようにし、普段は出来るだけ、フタをあけておきます。

★玄関
・ 床を濡らさないようにしましょう。例えば、濡れた傘はレンガの上に置く。レンガは水滴を吸うように配置(使用後のレンガは、一日干して乾かします)。
・ 濡れた靴は、新聞紙や、重曹を布製の小袋に入れて靴の中へ。新聞紙は湿ってきたら交換します。