あるとないで全然違う!住まいの断熱

これからの住まいに断熱性能は欠かせません。その重要性について説明します。

年間を通して快適な家は断熱性能に違いがあります。意外に知らない住まいの断熱について、基礎知識を押さえましょう。

 そもそも断熱ってどういうもの 

住まいにおける断熱とは、家を外気の影響から守ること。「冬暖かく、夏涼しい」を実現するものです。「遮熱」もよく聞く言葉ですが、これは光や熱を跳ね返すこと。主に夏場の暑さ対策で使います。冬季にはほぼ意味がないのでご注意を。

 

 今すぐ断熱すべき3つの理由

断熱のある住まいで暮らすことが、私たちにどんなよい影響を与えてくれるのか、3つの視点でまとめました。

1、健康な毎日のために
室内の温度差が大きいと、心臓や血管に重大なダメージを与えるヒートショックの原因になります。また、近年では室内熱中症もよく話題に。家の中の温度差は、健康や生命を脅かすリスクになり得ます。断熱は、快適さのためだけでなく、安全に暮らすためにも必要なものです。

2、省エネ —環境のために—
断熱により冷暖房費の消費エネルギーを抑えた家は、CO2排出量の制御にも貢献できます。自分と家族の「快適」を求めることが、めぐりめぐって地球環境への優しさにもつながります。

3、省エネ —我が家のために—
断熱は、家庭の冷暖房費の節約にもばっちり効きます。家全体を断熱した場合、従来の一般的な家屋の場合と比べて、年間約5万円※の削減になるという試算も出ています。
※年間一次エネルギー消費量から資産[住宅プラン]2階建て/延べ面積120㎡(自立循環型住宅モデルプラン)、[建設地]東京(地域区分6地域)、[電気料金]27円@kWh

快適なだけじゃない。健康も、節約も!様々なメリットのある住まいの断熱を、この機会にぜひ検討してください。

 

住まいの断熱リフォームあれこれ


開口部(窓・玄関など)断熱


家屋の窓は熱の出入りが最も多い場所のひとつです。内窓や取替窓にすることで、効率よい断熱が行えます。開口部の断熱なら、壁や屋根などと比べて費用も少なくすみ、工事も短期間。「まず手始めに」「できるだけ簡単に」といった希望があるときにぴったりです。


壁断熱


面積が大きい分、開口部に次いで熱損失の大きい壁断熱は、外壁の重ね張り工法なら、断熱材が一体化された外装材に加え、既存壁とサイディングの間の空気層が断熱効果をもたらします。室内の壁には断熱ボードの内張りや、断熱材の充填、また、内外壁に使用可能な断熱塗料の塗布も効果があります。


床断熱

 
床断熱には、床張替え工事等に合わせて根太間に断熱材を充填する施工方法と、床下から断熱材を施工する方法があります。後者の施工は床下にある程度の空間があることや、断熱材を床下に引き込む開口があると施工が可能です。

※断熱は目的やご予算に合わせて様々な規模で行えます。ぜひお気軽にご相談ください。