知らなきゃ損する リフォームの補助金制度
国や自治体の支援を上手に使って、安心・快適な住まいにアップグレード
リフォームするなら絶対に知っておきたいのが補助金制度です。国や自治体が実施する様々な種類のものがあり、条件が合えば数十万円規模の支援を受けられることも。お得な制度をかしこく利用して、充実のリフォームを行いましょう。
●どんな補助金があるの? おすすめは断熱・省エネ
補助金の種類は様々です。国のエネルギー政策や地域振興などが背景にあるため、省エネ(温暖化対策)、バリアフリー、 環境対策、耐震などを含むリフォームに 支給されることが多くなっています。
実際にどんな補助金があるのか調べるためには、Webサイトを使いましょう。例えば「地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト 」では、地域ごとに使える補助金が検索できますので、お住まいの住所で検索してみてください。それでもよくわからないという方は、プロの手を借りてみましょう。 専門知識を持った地域の工務店に相談することをおすすめします。
●締め切りに注意「早い者勝ち」の申請も
補助金をもらうには申請が必要ですが、そのタイミングに注意しましょう。申し込み数に上限を設定している補助金は、いっぱいになると受付を終了してしまうこともあります。 募集は新年度に始まることが多いので、リフォームプランは一年のうち、春に立てるのがベストです。
これからリフォームを考えているなら、計画は今すぐ。せっかくのお得な補助金を見逃さないで!
『住宅省エネ2024キャンペーン』 予算上限に達するまで 遅くとも令和6年12月31日まで
下記の3つの支援事業で高い補助額の、国の補助金です。
■ 先進的窓リノベ事業補助金 窓リフォームのみの補助金[経済産業省・環境省]
■ 子育てエコホーム支援事業 キッチン、浴室、トイレ等水廻り、断熱、バリアフリー等の工事の補助金[国土交通省]
■ 給湯省エネ事業 高効率給湯器設置の補助金[経済産業省]
※下記、先進的窓リノベ事業補助金、子育てエコホーム支援事業とも、1申請あたりの合計補助額が5万円未満の場合は申請できません。但し、両事業を併せて1補助申請が行われる場合は、子育てエコホーム支援事業における申請当たりの合計補助額が2万円以上であれば申請可能。
※いずれの事業とも、工事請負契約書の締結が必要です。
<高断熱のリフォーム>
■先進的窓リノベ事業補助金(環境省)
高断熱玄関ドア・窓のリフォーム *窓改修と同一契約内で行うドア改修が条件
上限200万/戸 *窓は補助率1/2相当
詳細は→こちらをご覧ください。
●契約日は問わない
●工事の実施 2023/11/2 以降に着工し、2024/12/31までに完成
●交付申請期間:2024年3月下旬~予算上限に達するまで(遅くとも 2024年12月31日まで)
具体的な補助額の一例 採用する窓、ガラスのグレードにより補助金額が違います。
Sグレードの例 | 先進的窓リノベ事業 樹脂内窓設置 |
先進的窓リノベ事業 外窓交換(カバー工法) |
樹脂内窓の取付 | 窓1か所当たりの補助額 | 窓1か所当たりの補助額 |
大 2.8㎡以上 例)幅1.7m×高さ1.9m |
68,000円 | 149,000円 |
中 1.6㎡以上2.8㎡未満 例)幅1.7m×高さ1.0m |
46,000円 | 110,000円 |
小 0.2㎡以上1.6㎡未満 例)幅0.8m×高さ0.6m |
29,000円 | 74,000円 |
<省エネリフォーム>
■子育てエコホーム支援事業(国土交通省)
断熱改修・エコ住宅設備設置
上限20万~60万円/戸 *世帯等の属性に応じて変動
詳細は→こちらをご覧ください。
●契約日は問わない
●工事の実施:2023/11/2 以降に着工し、2024/12/31までに完成
●交付申請期間:2024年3月下旬~予算上限に達するまで(遅くとも 2024年12月31日まで)
<高効率給湯器購入>
■給湯省エネ事業(経済産業省)
高効率給湯器設置
ヒートポンプ給湯機の場合 8万~13万円/台 *要件により変動
電気温水器からの取替えで ✙5万円
●期間 2024年11月2日以降、給湯器設置に着手した工事
●補助対象となる住宅 既存住宅の場合は、建築から1年が経過した住宅、または過去に人が居住した住宅
●1戸当たりの補助対象設備の台数制限
①高効率給湯器の設置 戸建:2台以内 共同住宅等:1台以内
②電気温水器の撤去 戸建:2台以内 共同住宅等:1台以内
③蓄熱暖房機の撤去 戸建:2台以内 共同住宅等:2台以内
なお、いずれも戸建、共同住宅等の別を問いません。
●交付申請期間:2024年3月下旬~予算上限に達するまで(遅くとも 2024年12月31日まで)予定
詳細は→こちらをご覧ください。