カーボンニュートラルを意識した生活

最近よく聞くこの言葉、どんな意味があるか知っていますか?

ニュースなどで見かけることも多くなった「カーボンニュートラル」という言葉。地球環境に関係ありそうだけど、なんとなく聞き流していた人も多いのではないでしょうか。この機会に正しく理解して、暮らしにとり入れてみませんか。

温室効果ガスの排出をプラスマイナスゼロに

カーボンニュートラルとは、人の活動による温室効果ガス(CO2など)の排出量と吸収量を全体としてゼロとすること。温室効果ガスの排出を抑えることにより、将来の世代が安心して暮らせる社会を目指します。国や企業による大規模な取り組みとあわせて、私たち一人ひとりの心がけも大切になります。

衣食住の見直しでCO2を出さない暮らしへ

日本のCO2排出量の約6割は、衣食住を中心とする私たちのライフスタイルによるものです。例えば、衣食住の「衣」なら、サステナブルなファッションを、「食」ならフードロスをなくすなど、普段の生活を見直すことからはじめましょう。
また「住」では、住まいの省エネに注目してください。ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス〈読み:ゼッチ〉は、エネルギーを節約するだけでなく、発電システムなども備え、「使う」より「創る」が上回る家のこと。これからの住まいの常識として、ぜひ知っておきたいキーワードです。エコだけでなく、断熱性能アップで快適な住み心地、光熱費も節約できるとあって、いいことずくめです。

どんな家で暮らし、何を食べ、何を着るか。私たちの日々の選択が未来につながること、時には意識することも大切です。

 

 環境ラベルをチェック!
買い物をする時は、価格や品質だけでなく、製品や包装などについている【環境ラベル】もチェック!環境負荷低減に資するモノやサービスを買いたいときに、とても参考になるマークです。価格や品質だけでなく、リサイクルのしやすさや環境のことを考えた商品やサービスを選びましょう。

JAS(Japanese Agricultural Standards、日本農林規格)

JAS

有機JASマークは、太陽と雲と植物をイメージしたマーク。農薬や化学肥料などの化学物質に頼らないことを基本として自然界の力で生産された食品を表しており、農産物、加工食品、飼料、畜産物及び藻類に付けられています。

 

RICE INK
RICE INK

ライスマークは、米ぬか油を利活用したライスインキを使用した印刷物に付与できる環境マーク。
印刷インキに使用される大豆油インキは北米から大豆油を運ぶため輸送マイレージ(CO2排出量)が大きく、また食物を工業製品化するという懸念がありました。
しかし、ライスインキは国産の米ぬかから精油されるため輸送マイレージも低く地産地消にも合致します。
ライスインキマーク制度は、「輸送マイレージの削減」「米という本来の食物の確保」「米ぬかの有効利用」、さらにバイオマスの普及させる制度です。また、該当インキで印刷した印刷物にもマークの添付が可能。

 

FSC( Forest Stewardship Council)

FSC

FSC認証は環境、社会、経済の便益に適い、きちんと管理された森林から生産された林産物や、その他のリスクの低い林産物を使用した製品を目に見える形で消費者に届ける仕組みです。森林の管理を認証するFM(Forest Management)認証と、加工・流通過程の管理を認証するCoC(Chain of Custody)認証の連鎖から成り立っています。FSC認証製品が消費者の手に届くまでには、森林から最終製品になるまでの生産、加工、流通に関わるすべての組織が認証を受けなくてはなりません。
消費者は、FSCマークを目印に製品を選ぶことで、森林の生物多様性を守り、地域社会や先住民族、労働者の権利を守りながら適切に生産された製品を選んで購入することができます。

 

注目!国の補助金でお得&リフォームでCO2削減に貢献! 住宅省エネ2023キャンペーン

◆先進的窓リノベ事業
概要:高性能な断熱窓への改修について、工事内容に応じて定額を補助(上限200万円/戸)
対象者:
・窓リノベ事業者と工事請負契約を締結し工事をする方
・工事をする住宅の所有者等であること

◆給湯省エネ事業
概要:
①家庭用燃料電池(エネファーム)
②ヒートポンプ給湯機(エコキュート)
③ハイブリッド給湯機
を設置する場合に定額を補助(①は15万円/台、②及び③は5万円/台)
対象者:
・給湯省エネ事業者と契約、対象機器を導入する方
・対象機器を設置する住宅の所有者等であること

◆こどもエコすまい支援事業(リフォーム)
概要:①~⑧の工事に応じて補助額を設定、補助上限額は30万円/戸(工事及び属性等に応じて最大60万円/戸)
①開口部の断熱改修
②外壁、屋根・天井又は床の断熱改修
③エコ住宅設備の設置
④子育て対応改修
⑤窓の防災性向上改修
⑥バリアフリー改修
⑦空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置 
⑧リフォーム瑕疵保険等への加入
※①~③のいずれかの工事が含まれていることが必須。例外として、「先進的窓リノベ事業」又は「給湯省エネ事業」において交付決定を受ける場合は、①~③に該当する工事を含んでいるものとして取り扱います。
対象者:
・こどもエコすまい支援事業者と工事請負契約等を締結し工事をする方
・工事をする住宅の所有者等であること

※申請期限は~予算上限に達するまで (申請は、住宅省エネ支援事業者を通じて行います。)
予算に対する補助金申請額※の割合(概算値)は、公式ホームページ(こちら)でご確認ください。