温水暖房便座 TOTOウォシュレットは発売40周年

“清潔な国”日本の象徴の一つ「温水洗浄便座」。このお尻を洗う発想は欧米発で福祉や医療用に開発され、1964年にTOTOはアメリカから、LIXILはスイスから輸入し、医療機関を中心に販売を開始しました。TOTOは1980年家庭用のウォシュレットを発売し、1982年テレビCM「おしりだって、洗ってほしい」で一躍認知度を上げました。


■内閣府 消費動向調査による普及率(2人以上世帯)
1992年 14.2% 初めての調査
2003年 51.7% TOTO製品発売後23年で半数超え
2020年 80.2% 日本の家庭にすっかり定着

一方、開発国アメリカでは文化や水事情で一般家庭での普及率は10%未満。このコロナ禍のトイレットペーパー不足で、清潔さとエコの観点から高性能な日本製品の需要が高まっています。お湯でお尻を洗う快適さは、文化の違いはあれ万国共通の感覚となるでしょうね。

 

戸川純さん起用のTOTOのテレビCM

戸川純さん起用のTOTOのテレビCM 

当時のトイレは「ご不浄」
ゴールデンタイムに堂々放送し、苦情殺到。CMの知名度ほどには普及は進まなかった。