私のイチオシ、紹介します! 『ストロベリーナイト』

『ストロベリーナイト』 誉田哲也(著)  出版社:光文社新書

ストロベリーナイト 

主人公の姫川玲子を竹内結子さんが演じたテレビドラマと映画の原作、警察小説です。
「目をえぐられた女 切り裂かれるその喉元 噴き出す鮮血」-あなたは これを 生で 見たい ですか- という扉から始まり、冒頭のグロテスクなシーンから一気に引き込まれます。警視庁捜査一課という男社会の組織で、次々に起こる残酷な猟奇殺人に若い女警部補 姫川が挑みます。行動力もさることながら、天性の勘で難解事件を解いていく姫川と、個性豊かで魅力的な捜査一課の刑事達との掛け合いが面白いです。映像ではまともに表現できないようなリアルな描写が多いけれど、微妙な気持ちの揺れを感じる場面も。結末を知っていても、事件が起こる度に次へと読み進めたくなる展開に目が離せなくなります。「姫川玲子シリーズ」は、番外編も含め10作品。次の作品も読みたくなりますよ!

プレゼンター 関 圭次郎