私のイチオシ、紹介します! 『いちばん危険なトイレといちばんの星空』

『いちばん危険なトイレといちばんの星空 世界9万5000km自転車ひとり旅〈2〉』 石田ゆうすけ(著)  出版社:幻冬舎文庫

世界87ヵ国を自転車ひとり旅した著者が、帰国後よくされる質問「どこが一番良かったか?」を、様々な”独断による世界一”としてまとめたエッセイです。世界一スリリングな場所、世界一すごいもの等カテゴリー別にまとめてあるので、興味ある所から読むことができます。

タイトルにあるトイレのお話は、中国の仕切りがなく周囲の人と会話しながら用を足す”仲良しトイレ”なんて比にならない。それトイレ?と想像を超えた世界が広がっています。この夏の暑い日本の空気感での“世界一○○なトイレ”を想像すると、とても食事ができない!また郷に入れば郷に従えとアラブ諸国や南アジアのように手でお尻を洗うほうが清潔だとか、最新便器の機能うんぬん言ってる私には到底真似できない。他に美味しいもの、綺麗なもののお話もあるので安心してください。自転車で移動するからこそ体験できる感動屋さんの著者のテンポよいエピソードは、一気に引き込まれて行った気分になれますし、自分では行けない国の異文化に触れることで好奇心を満足させてもらえます。秋の夜長に是非!!

プレゼンテーター プラスデコ 赤須