私のイチオシ、紹介します!  『下町ロケット ヤタガラス 』

 『下町ロケット ヤタガラス 』 池井戸 潤(著)  出版社:小学館

 

 

 

 

 

 

 

 

 

阿部寛が主役を務めた人気ドラマ、下町ロケットシリーズの原作です。大田区の町工場「佃製作所」の社長・佃航平と、その社員たちの熱き思いと諦めない姿勢で幾多の困難を乗り越えていく物語。シリーズ第4章の「ヤタガラス」は、精巧なGPSを搭載したロケット打ち上げの成功をきっかけに、無人農業ロボットの新事業へ参入することを決めた佃製作所ですが、シリーズ第3章の「ゴースト」で関わりのあるライバル会社も同事業へ乗り込んできて一波乱あり、農業ロボットの製作過程では苦難の連続。立て続けに佃航平を襲うトラブルをどう乗り越えるかが読みどころです。この本はたとえ困難なことがあっても決して諦めず、自分たちの技術を信じて仕事をする事の大切さと、本来の仕事の目的を考えた時に目先の利益ではなく、困っている人々の助けになる為の行動が出来るかを改めて考え、学ばせてくれる本です。池井戸潤さんの作品は、悪は淘汰され正義がしっかりと勝つ。非常に清々しく、読後感も気持が良いです。原作もドラマもどちらも楽しめる作品ですので、是非拝読してみてはいかがでしょうか。

プレゼンター プラスデコ 有賀