虎杖(イタドリ)

イタドリは日本各地に分布するタデ科の多年草。道ばたや土手などに生え、4~5月に採れるやわらかい新芽は、山菜として古くから食べられています。

イタドリ

語源は、「疼(いた)み取り」で、若葉を揉んで傷につけると血が止まり痛みを和らげます。 乾燥させた根は虎(こ)杖(じょう)根(こん)という生薬に利用され、利尿剤、緩下剤、関節炎、婦人病などの治療に効果があります。


一方イギリスでは史上最悪の帰化植物※として嫌われています。繁殖力の強さは住宅の基礎や排水溝などコンクリートを突き破るほど。一部銀行はイタドリ駆除がローン条件だったり、近所に生えているだけで住宅価値が下がる等、深刻な被害があるのだとか。 ※世界侵略的外来種ワースト100指定
イタドリ


日本では他の植物とのバランスが取れ、イタドリマダラキジラミという天敵のおかげで、大繁殖にならずにすんでいます。
おいしく食べられデトックスやお通じが良くなる効果もあり、日本人にとっては有益なイタドリ。楽しく健康に利用してみてくださいね。

イタドリタルト
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