リチウムイオン電池を発火源とする火災の件数が増加しています!
大容量の電力を蓄え繰り返し充電して使える便利なリチウムイオン電池は、スマートフォンやゲーム機器、電子タバコ、ハンディファンなど、私たちの身の回りの多くの製品に使われています。
ただし、リチウムイオン電池は衝撃や破損によって発火する危険性があるため、取り扱いや保管、廃棄の際には正しい方法で取り扱うことが重要です。気温が上昇するこれからの時期は特に注意してください!
製品別ではモバイルバッテリーによるものが多く、電動工具、スマートフォン等の携帯電話機からの出火も多く見られます。モバイルバッテリーの出火件数は令和6年(290件)と比べて、令和7年は約7割増(482件)となり、今後さらに増える可能性があります。

出典:リチウムイオン電池等から出火した火災の調査結果(令和7年) 消防庁予防課
発火する原因
●衝撃や圧力を与えた
●高温下で使用・保管していた
●電池を充電せず長期間放置した
●非正規品の電池・充電器を使用した
●電池の経年劣化や製造時から粗悪品だった
発火を防ぐには
●高温環境(炎天下の車内、直射日光、布団の中など)で充電・放置しない
●強い衝撃・圧力を加えない(落下、踏みつけ、押しつぶしなど)
●可燃物の近くや布団・ソファの上での充電、就寝・外出中の長時間充電は避ける
●本体や電池が異常に熱い、膨張・変形、異臭、液漏れ、異音がある時は充電を中止
●廃棄の際は、各自治体の廃棄方法に従って廃棄
●正規品、安全基準(PSEマーク)のある製品を購入 
電気製品が安全性を満たしていることを示すマーク
万が一発火した時には
①火花や煙が激しく噴出している場合は近寄らない
②火の勢いが収まったら消火器や大量の水で消火する
③大量の水で温度を十分に下げ、安全に配慮し水没させ冷却する
④素手で触らず密閉容器に入れ、自治体や消防等の指示に従い処理する
出火原因は製品によって異なり、モバイルバッテリーは外部衝撃・高温下での使用、携帯電話機は外部衝撃・分解、電動工具は非純正バッテリーの使用が多くなっています。さらに、廃棄されたリチウムイオン電池等から出火した火災も増加しています。さらに、リチウムイオン電池がごみ収集車の中で圧縮されたり、ごみ処理施設の破砕機等で衝撃が加わったりすることで発火し大規模な火災事故につながったケースもあります。処分する際は、お住まいの市町村の捨て方のルールを必ず確認しましょう。