豊かな表現は詩歌から 花はそれぞれに終わる

世界でも類を見ないほど表現が多彩な日本語。特に花にまつわる表現は数多くその風景が見えるようです。
花が終わる時も花の種類により趣のある表現があります。

 

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ぽろぽろと花弁を落とし『こぼれる

秋に咲くも同じ表現をします。

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花びらがひらひらと一枚ずつ離れ、風にのって『散る

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雪柳

小さな白い花がまるで雪が『ふぶく』ように散っていく

 

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牡丹

花びらが外側から一枚づつ一気に『崩れ』落ちていく

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閉じて水の中に『沈む

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紫陽花

色褪せ茶色になっても散らずに『しがみつく』ように落ちない

 

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朝顔

花びらがクシャクシャと縮まり『しぼむ

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花の重みで花が垂れさがり、風にそよいで『舞う

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椿

花ごとぽとりと『落ちる

 

これらの表現は決まった言い方ではなく、古い詩歌に詠まれたものが由来とされています。
華やかに美しく咲く花はもちろん、咲き終わりの儚い風情も楽しみたいですね♪