寒さ改善で「高血圧」予防

2006/11/25(土) お役立ち情報
いなっせで行われた信濃毎日新聞社主催『信毎健康フォーラム』で 信州大学の先生による「高血圧」の講演を聞いてきました。
「血圧」は”心臓から押し出された血液が血管を内側から押す圧力”って、ご存知でした?私は、心臓が押し出す血液の流れの勢いのことだと思っていました。

「高血圧」とは下が90mmHg、上が140mmHg以上で、どちらか片方が高くても「高血圧」です。
「高血圧」はサイレントキラー(沈黙の殺人者)とよばれ、以下のような病気が発病する可能性が高くなります。「高血圧」が続くと、動脈硬化が進行し
  脳:脳梗塞、脳出血など
  心臓:狭心症、心筋梗塞など
  腎臓:腎硬化症、腎不全など   が発病しやすくなります。
日本人の死因はガンでの死亡数が1位ですが、上記の脳血管疾患と心臓疾患を合わせるとガンによる死亡数を上回ります。「高血圧」を深刻に受け止めてほしいです。

加齢による「高血圧」は仕方ありませんが、さらに危険因子を増やさないため、重篤な病気を発病しないために、下記の点注意しましょう。
  ① 食生活(塩分の取り過ぎ、カロリーの取り過ぎ、過多の飲酒) 
  ② 肥満(BMI25以下)・運動不足
  ③ タバコ
  ④ ストレス 
遺伝するの?
統計では、両親が高血圧の場合50%、片親が高血圧の場合30% との事。
遺伝で高血圧の因子を持っていても、生活の仕方で「高血圧」にはならないそう。
      
寒くなると、高齢の方がトイレやお風呂で倒れることが多くなります。
これは、室温の急激な変化やトイレでのしゃがみ・いきみにより、血管が収縮し血圧が上がり、脳や心臓の血管が詰まったり破裂して起こるからです。

普段過ごす寝室・居間と廊下・浴室・トイレの温度差をなくすことが大事です。
後付けで、浴室換気暖房乾燥機や内付樹脂サッシなどで、温かく温度差をなくすことが出来ますのでこちらへお問い合わせください。これからますます寒くなります。高齢の方のいるお宅は温度差に、また年末年始、暴飲暴食に注意しましょう。
(プラスデコ 赤須)


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