駒ヶ根高原の紅葉

2006/10/01(日) 季節
駒ヶ根高原は紅葉が思いのほか進んでいて、駒ケ池のほとりでは桜の葉やもみじがかなり赤くなっていました。1ヶ月前までは冷房必要だったのに・・・季節の移り代わりの速さにビックリです☆

ところで、太陽の光が良く当る葉っぱが特に早く赤くなってきますがなぜだと思います?

落葉樹は気温が下がると枝と葉の間を結ぶ管が閉ざされ、葉を落とす為の準備をはじめます。葉に蓄積された糖と太陽光により赤い色素「アントシアニン」が作られ、葉が赤くなるのです。
また、「アントシアニン」は太陽光を吸収して葉緑体を保護し、緑の色素「クロロフィル」の分解を遅らせ、できるだけ光合成を続けさせているのです。

では、黄葉は?
葉に含まれる色素は、最も多く含まれる緑色の色素「クロロフィル」と黄色の色素カロチノイド(カロチンとキサントフィル)があります。気温が低くなると「クロロフィル」が分解され、隠れていた黄色の色素が出てきて黄葉になります。

太陽光の良く当る木の上の方は赤く、下の方は黄色く、日影の方は緑のままのもみじが見られるのはこんな理由から何ですねェ。

今年は昼夜の気温の差が激しいので、湿度さえ適度なら綺麗な紅葉が期待できそうです。(プラスデコ 赤須)

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