赤須恵美子 設計・経理 自己紹介へ

下関 『春帆楼』

伊藤博文により解禁をとかれた、ふぐ料理公許第一号店。
日清戦争後の日清講和条約(下関条約)が締結された割烹旅館春帆楼

どんな旅館かと宿泊してみました。建物は、古臭い感じは無くモダンな印象。

旅館名の「春帆楼」は伊藤博文の書いたもの。流れるような字、美しいです。

左写真は、玄関は入って右手の様子です。





部屋からは関門海峡と九州が望め、大きな船から小さな漁船までひっきり無しに行き来しています。
下関から九州まで900m、遊覧船で5分で対岸だそうです。

この海峡の潮の流れは、西から東、東から西に1日4回(6時間置き)に入れ替わり、
入れ変わる時間帯は、下関側と九州側の潮の流れが、逆になる現象がおこるそうです。

夕食後、部屋係りの方から注意が
  
夜中障子がガタガタしても、霊現象ではないですからご安心下さい。
  海峡を大きな船が通ると振動が伝わってきてるんです。        と

寝入った瞬間、その障子ガタガタが起こり、飛び起きました。
ホント知らなかったらビックリする揺れ方でした。

 

翌朝、昭和天皇陛下が宿泊されたお部屋「皇帝の間」を見せていただきました。
(下階(私たちが泊まった部屋)には、お付の方が宿泊されたということです。)

タタミ廊下を入ると、17畳の部屋が2間続き。建具が大きいです。照明器具もいい雰囲気。
今日は結納に使用されるとのことで、テーブルセッティング済み。


伊藤博文の書いた(本物か?)書面、清の全権大臣 李鴻章 の掛け軸などが掛けられています

 


欄間の紋柄の木彫りは見事。
こんな風に彫れるんですね。素晴らしいです。









瓦はめずらしい、薄黄色。
中国の紫禁城を意識したとかしないとか。

遠くに、関門橋が見えます。

日清講和条約が締結された部屋は、結婚披露宴が行えるように改装されているということです。





春帆楼に併設されている日清講和記念館には、講和会議の様子が再現されています。



歴史があるお料理も良い旅館でした、ただ部屋係りの方が落ち着き無く感じられ残念でした。



??? プラスデコ 赤須 ???


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