私のイチオシ、紹介します! 『ロボットイン・ザ・ガーデン』

『ロボットイン・ザ・ガーデン』 インストール(著)、松原 葉子(翻訳)  出版社:小学館 / デボラ

 

2016年ベルリン国際映画祭で「映画化したい一冊」に選ばれた、イギリス版「ドラえもん」小説『ロボット・イン・ザ・ガーデン』です。AI(人口知能)の開発が進み、家事や仕事に従事するアンドロイドが日々も出るチェンジする、近未来のイギリス南部の村。物語はイギリス人のベンとエイミー夫妻が住む家の庭に、古めかしいロボットが迷い込んできたところから始まります。"タング"と名乗るロボットに特別なものを感じたベンは、修理のために開発者を探す旅に出ます。その旅を通じてベンとタングは関係を深め、成長していきます。この物語の魅力は、「なんといってもタングのかわいらしさ!」です。また、何もかも失ったべンが、自分の人生を切り開こうと立ち上がってく姿や努力は感動的で読み進めていくうち、自身にも勇気をもらえる本です。

プレゼンター プラスデコ 蟹澤