マネージメントゲームに参加して

 皆さま、こんにちは。連休を前に3度目の緊急事態宣言が発令されてしまいました。現在の感染状況を考えるとやむを得ないことですが、コロナ疲れもあり、どこかに油断は生まれてしまいそうです。怖がりすぎず、でも、できることにはベストを尽くす!で行きましょうね。皆さまのご健康を祈念しつつ本号もスタートです。

 ソフトバンクの孫正義さんも愛好者として知られているマネジメントゲーム(MG)をご存じですか?ゲームを通じて擬似的に様々な経営経験を積むもので、人生のリスクを負うことなく、社長となって起業や場合によっては倒産や清算も経験できます。以前から気になっていましたが、ある社長に誘われて参加することになりました。時節柄か、受講者は入社直前の新卒内定者や会社ぐるみで参加しているグループもいました。私は下調べも事前準備もしませんでしたが、あれこれ対策をするより、「何を感じるか」に重きを置くなら、素手勝負がいいかも(私です)。

 ゲームは最初に皆同じ金額を資本金としてもらいます。それで必要な人やモノを揃えてスタート。人生ゲームのように、同卓のメンバーが順番にカードを引いてその内容に従います。多くは意思決定が選択できるカードで、研究開発するとか、材料を仕入れる、生産する、販売するなど、自社の状況に応じて社長が選びます。

 1回あたり30分から45分を1年分の経営として行い、ゲームで記録した内容の収支を決算します。5年分の経営を終えたところでゲームは終了、各社の経営結果を競い合います。社会人目前の高校生は屈託なく、「会社がなくなっちゃった!」と騒いでいました。

 さて、リアル社長の私はどうだったと思いますか?会社こそ潰れませんでしたが、5年の経営で黒字化できたのはたった1期。債務超過に向かってまっしぐらな状況で、正直、真っ暗闇の谷底へ落ちているようでした。

 ゲームを終えて講師からは、「知らない・準備がないと人のクセが出ます。ゲームではそれが出ます。」と言われましたが、その通り。リアル社長が負けたら格好悪いと思って、ゲームを理解するまで様子見したり、ゲームの打ち手を真剣に考えるより、無用な反省をして社長の責任を果たしているつもりでいたのは、まさにゲームに現れた私のクセです。今なら、もっとルールを調べたり、勝つための方法を知ってる人に聴くなど、本気でゲームに勝つためにすべきことはまだまだあったと思いますが、そうしなかった。ぞっとしますが、リアルでもありえる、呑気な私の姿が映されています。ゲームの経過を記録したり、それを計算して決算するのも手こずりましたが、使い慣れない電卓を恨んで、コンピュータで集計できれば...と、ないものまでねだったり。思い返すほどに私のクセの大決算です。

 結果は散々で、ゲームで良かった!ですが、わかったことも多くて良かった! 初めてのことを前には、こうもできないものかを思い知って、仕事を見る景色も少し変わりました。

 正直、もうMGはご免だという気持ちと、何度でもやって違う視界を得たいと思う二人の自分が確かにいますが、私の癖のもう一つ...向こう見ずに先手を打つ。次回の参加を宣言してゲーム会場を後にしてきました。後日、講師からハガキを頂きました。「原田さんにしたら、ふがいなくて悔しかったかも知れませんが、私は立派だと思いました。実務で赤字でも悔し泣きしない人もいます。」

 実はゲームとは言え、あまりにも散々な結果と、自分の癖もわかって、ほんとに悔しくて少し泣けたのです。

プラスデコ代表 原田 学

プラスデコのこと|社長の思いつ記

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